こんにちは池袋。
サンシャインクリエイション……同人誌ファンには有名なこの即売会、今まで友人の陣中見舞いや手伝いでは何度か行ったが、参加するのは今回が初めて。さて、どうなることやら。
当日朝八時半。淡路町のフェデックスキンコーズでポスターを受け取る。受け取って一言。
「デケえよ……」
このポスターに関しては、伏線がある。サンクリの配置が決まり、今回は壁を背にすることになった。一般的に壁際といえば大手サークルのことかと思うんだけど……なんかの間違いか？ と思いつつ、「三奈子の手帳」でイラストを描いてくれたぺってん紳士さんに連絡する。
俺「後ろ壁なんで、B2ポスター作って行きます！」
冬コミの時もJH君の絵をポスターにしたおかげでかなり注目を浴びることができた。今回もそれで行こう、と思ったら。
ぺ「B2ですか〜？ A0行きましょう、A0」
なんたる爆弾提案。話を聞けば、一般的なスペースの横幅は90センチ。で、A0の横幅は84センチ。つまりぴったり、ということですね。ぺってん紳士さんも前回そうされたとか。なるほど、それはいい！ でもそれって、壁以外に座ったら使えないってことですよね……人生でもう一度壁際に座る機会があるとはあまり思えないのですが、と思いつつ、しかし記念にいいかもしれない。よっしゃ作るか！
と前日にA0ポスター発注して受け取ったのはいいものの、とにかくデカイ。持ち運ぶのに一苦労。
どでかいポスターと荷物を持って、ヒイヒイ言いながら東池袋駅へ。友人jimmyさんと待ち合わせ。今日はお手伝いをしてもらえることになっている。前回のサンクリでお手伝いしたから、お返しを頂いたようなもんですね。
カートを引いてワールドインポートマートへ。自分のスペースへ行くと、まずはA0ポスターを貼る。丸めてもでかいものは、広げてもでかい。つうか三奈子さん、あんた顔でかすぎだよ。こりゃ目立つよ。大満足。
しかし、隣を見ても隣を見ても、虎の穴で見たことある本ばっかりやんけ。なぁんか俺、場違いなところに来たな*1……とか思っていた時間はわずかで、先に「おお、あのシリーズの新刊だよっ！」なんてミーハー根性丸出しなことばっかり考えている。この配置を決めたスタッフさん、俺をここに置くなんてアンタ何考えてるのか知らないけど、ありがとう！ ありがとう！ などと有頂天。
開場。どどどっと人がやってくる。もっとも人は私のところじゃなくてその回りの有名なところに行くんですけどね。手伝ってもらっているのにヒマだと申し訳ないから、jimmyさんに店員を任せつつ、私は後ろで素振りをしてたりしてた。
今回は4/2に発売した「三奈子の手帳〜エースの条件」のお披露目が主な目的だったのだが、どーも熱心な方は既に4/2でお買いあげ頂いてるんですね。「今回の新刊はないんですか？」という質問に「いえ、スミマセン……」と答えるこの申し訳なさっ！ すみません文庫本は時間はともかく金がかかってそうそう頻繁に出せないんです。本当はもっと頻繁に出したいような気持ちもあるのですが、スミマセン。4/2で「三奈子」を買って、新刊があると期待して来て頂いた皆さん、誠に申し訳ありませんでした。
即売会はつつがなく進んでいくのだが、今回ある初体験をしてしまった。
なんとサインしました。それも二回も。
以前友人の誰かと、「文章屋はスケブとかに書くとしたら、単なるサインなんですかねぇ」「多分好きな言葉とか書くんじゃないんですか〜？」なんて話をしたことがあった。その時は「まぁ俺には関係ねぇべ」と思いつつ、密かに「好きな言葉を書くとしたら何にしようかな〜」とか思ったりしてたのだが。まさか、本当に書くときが来るとは思いませんでした。「サイン書いてくれ」と言われるこの喜びは一体何？ 一回はスケブに、一回は本に書きました。考え抜いた「好きな言葉」とペンネーム、日付を書き書き。嗚呼、こんな瞬間が訪れるとは……感動。
え？ 「好きな言葉」って何かって？ それはヒミツです*2。
などとやっている内に即売会終了。後かたづけ開始……ところがこれが時間がかかる。文庫本は普通のオフセットと違ってカバーの角が曲がるともうパーなんですよ。だから丁寧に包まないといけないんですよ。などと丁寧にやっていたら回りに誰もいねぇし。一時間近くかかってやっと撤収。
サンシャインを出たところで、jimmyさんとサヨナラ。本日はありがとうございました。
その後、以前から親交のある福地御崎さんやLEO君らと池袋駅に行く途中にあった居酒屋で一杯。これがなかなかおいしい居酒屋で、焼き鳥、魚、なんでもおいしい。おいしい料理があれば、話も弾む。ぐいぐいと日本酒を飲んでいたら、すっかり酔っぱらってしまった。
春の一大イベント、これにて終了！
手伝ってくれたjimmyさん、お隣のサークルの方、そしてお買いあげ頂いた読者のみなさま、本当にありがとうございました！
