入稿後雑感

ふー、終わりました。新刊を入稿しました。目の前に緑陽社から送られてきた校正用原稿。これが、今回も何とか新刊を出せる証であります。よかった、よかった。
作成期間中のなんなりなんなりをリポート!


●選挙先にやらないでよ今野先生……
これは既報の通り。今でも、これでよかったのかどうか迷いがあります。

●クラス数間違えた
選挙の場合は、票の数が大切になります。数字には気を使いました。「5クラスで40人前後だと、一学年200票二学年400票……ボーダーラインは過半数の200票で……」とかやって、なんとか原稿を仕上げました。
第一校を校正に預けてから、改めて「マリみて」を読む。「レディ、GO!」を読んでいたところ……
「クラス、6クラスあるやんけ」
椿、桃、藤、松、菊、李(桜)の6クラスあるんですね。これには仰天しました。慌てて、数字関係を全部見直し。あー、助かった……

●投票方式
近々先行して「編集手帳」を書こうと思っているのですが、生徒会役員選挙の投票方式。完全にオリジナルなものにしてしまいました。
「民意を反映させるなら、この方式の方がいい! ついでにいえば、こっちの方が原稿書きやすいし」
「いや、原作と変えすぎだろ*1。いくらなんでもクレームくるぞこれ」
と、脱稿した後も悩んでいます。

●体調がなかなか
第一校をweb校正サービス*2に投げたところで、体調を崩しました。なかなかよくならず、そのまま締切前に突入。リポビタンDを飲みながら戻ってきた校正を反映させ、最後に手直しし、自分で二回校正して……とやっていたら、月曜日の四時*3……あー死にそう。頭痛薬が効き過ぎて吐き気を催しながら、緑陽社にメールを送付。終わった後布団についても「あそこ間違ってねぇかな」と飛び起きること二回。結局、翌日(24日)は適当に理由つけて休んでしまった。


で、今に至る。
修羅場*4に生活リズムが合っちまってもう二時なのに全然眠れねぇじゃねぇかコノヤロー!(と叫んでマイクを床に投げつける)
いやしかし、二次創作はホント疲れますよ。設定の確認が!固有名詞(間違っていたら大問題)から始まって、細々した設定(カバーできず後で「え、そうなの」ということ多数)まで、確認しないと気が済まない。硬派な内容を扱う「こちら編集部」シリーズでは制度の設定とかに気を使うし、「三奈子」シリーズでは原作キャラがたくさん出てくるから細かな仕草や口調まで間違ってはいけないと思うし……いつも、ファンの人が「なんだこれ」と思ってやしないかと、不安でしょうがありません。
他の作家さんもこんだけ気を使って胃が痛い思いをしてるのかなぁと思いつつ、つらいのは一生懸命やってる証拠だと自分を励ましつつ、原稿が散らばった部屋を片づけています。



新刊、乞うご期待!

*1:原作にも投票方式についてほんのわずかに記述されている。知ったのは、原稿をを大半書き上げた後。これも「しまった!」と思いました。

*2:以前紹介したので多分ご存知かと思いますが、原稿を格安で校正してくれます。リンクコーナーにリンクがありますので、ご参照あれ

*3:全英オープンゴルフ見ながらやったってのも遅れた理由の一つか?というか全英オープン、四日間ほぼ全部見てしまった……

*4:というほど修羅場でもなかった。本当の修羅場はこんなもんじゃーないですからね