明日のナージャ、面白かったです!

ここ一ヵ月ちょい、明日のナージャをずっと見ていました。
ナージャそのものは随分前から知っていて気になっていたのですが、この間他のアニメを借りようとしたらなかったので、借りてみました。

そしたら

一ヵ月ちょいで、全部見てしまいました(笑)全50話、一気にです。特に最後の20話は、もうたまらんということで二日で一気に見てしまいました。それほど、ナージャは面白かった!

明日のナージャ」の舞台は今から約100年前*1。孤児院で育った主人公ナージャは、13歳の誕生日を間もなく迎えるというときに、死んでいたと思った母が生きていることを知らされます。ところが同時に、ナージャの持っているブローチ(これが物語のキーとなります)を奪おうとした謎の男二人組、そしてそれを助ける金髪のイケメンが現れ、ナージャは孤児院を出て、旅芸人一座に踊り子として加わりながら、母親探しの旅に出ます。
前半は、児童ものアニメなんです。ところが中盤のスペイン編から雰囲気が変わり、「ん?」と思っていたら、そこからラストまで、波乱の連続。ナージャに次から次へと試練が降りかかってきます。ところがナージャはその明るい性格で、どんな試練にもめげず、前向きに母親を探しに行きます。その姿に思わず「ナージャ、頑張れ!」と叫んでしまう自分。全く目が離せませんでした。途中はっきり言って見るのがつらくなる感じすらしましたが……

アニメファンの友人に聞けば、ナージャはあまり評価が高くない作品のよう。20世紀初頭の欧州が舞台となり、作品全体に階級差別みたいなテーマが敷かれているから、メイン客層の女の子には理解しにくかったのではないかと思います。一方、あまりわかりやすい「萌え」キャラクタがいるわけでもないから、オタク向けにも盛り上がりにくかったのかなと。その辺は序盤を見て理解しました。全体的に、ちょっと古い感じがしたのは否めません。
でも、ストーリーはとにかく面白かった。主題の母親探しにしたって、中盤で「あれ、もうすぐ終わりだっけ?」みたいに思ったところから怒濤のように波乱が押し寄せてきますし、ナージャを巡る男性陣の熾烈な争いも興味津々。これほど面白いストーリーが「わかりにくい」「萌えにくい」で評価されないのは残念ですが、ま、それはしょうがないところ。いいんです、俺が好きなら。

うーん、ナージャでなんかやりたい気もするなぁ。今度まんだらけでDVD買うぞ!


それはそうと、ナージャを知っている仲間と話をしていたとき、ローズマリー「金髪クソ豚野郎」命名することが決定しました(爆)あれほど純粋に憎めるキャラを見たのも、久しぶりのような気がする……

*1:アニメの中で出てくるあるニュース記事と照らし合わせると、1905年から1908年ぐらいと予想します。もちろん予想であって、正しいかどうかは不明です