終わった・・・

以前の日記で原稿用紙に書くようにした、と書いたところ、いろいろな方から反応を頂いた。このデジタル時代に敢えて紙とペンを取ったのが珍しい&評価されたようである。ありがたや。
実際、原稿用紙は本当にどこでも書ける。「それならモバイルPC持てばいいじゃん」という声が聞こえてきそうだが、それとはまた違うと私は思う。全体的な感想としては、紙で書いたおかげで、クオリティが少し上がったと思う。また、後々の作業を意識しながらやるので、作業全体が早めに進む、という効用もあった。
だが、いいことずくめではない。誤算もあった。最大の誤算は、原稿からPCにおこす作業が、想像以上に時間がかかったこと。今回使用した400字詰め原稿用紙で、10枚おこすのに一時間ちょっとかかる。実際には丸写しするだけでなく、細かい描写を修正したり、場合によっては大胆に書き直す。キーボードを打ち込む速度にはやや自信のある赤木だが、この作業にかかる時間には閉口した。原稿用紙130枚。時間かかりすぎ・・・。結局、時間の見積もりがやや甘かったため、今回も校正サービスを利用することはできずに終わってしまった。これが最大の心残り。
そんなこんなで、原稿を完全におこし終わったのは今日の午前七時である。半分徹夜してなんとか終わらせた。ただこの段階では全然、という代物である。今日中に直して印刷して出稿しなきゃ・・・できるかな。。。とりあえず、三時間寝る。
起きてから、出かける。用があったので証券会社に立ち寄ってから、漫画喫茶の座敷ルームに入る。さて、校正の開始である。一回目の校正は、内容に手を入れながら校正する。二回目の校正は、印刷した後、内容に手を入れないで校正する。という計画で行く。
が、結局一回目の校正で時間切れ。印刷しようにもプリンタがないため、できない。結局こうなるか・・・。
一回目の校正が終わってから、MS-Wordの校正機能を使って校正する。これは誤字は修正できないが、句読点連打などの明らかにおかしい部分を直すのにはもってこいだ。校正機能による校正が終わった後、なぜか「じゃじゃ馬グルーミンアップ」*1を少し読んで、上野へ向かう。
印刷所に行く前に、印刷をせねばならない。これまで三年前に買った安いレーザープリンターを使用してきたが、文字がかすれるという根本的な問題で何度も読者の方には迷惑をかけてしまった。
その反省から、今回は「フェデックス キンコーズ」という出力センターで出すことにした。キンコーズについては、次回詳報する。原稿と、表紙の見本を印刷し、準備完了!地下鉄銀座線を使い、神田へ。
地下鉄神田駅から、地下通路を通って地上に出ようとする。すると、地図を見ていたおじさんに声をかけられる。国鉄の神田駅はどっちですか?」おじさん、さすがに国鉄はもう十年以上前だよ・・・とはいえ赤木も未だにソフトバンクホークスのことをダイエーと言う人間。おじさんの気持ちはよく分かる。教えてあげてから、地上へ。
大陽出版に到着。七時過ぎにもかかわらず、結構人がいた。入稿そのものはもう慣れたもの。これといってトラブルなく、出稿。・・・・と言いたいところですが、実はウルトラビッグな問題が発生! だが大陽出版についてからでは解決できない問題なのと、解決できなくても本は出せるので、イキとした。
これで終了! なんとか皆様に、最終巻をお見せできることになりました。
本番当日を、楽しみにお待ちしております。

*1:北海道の静内が舞台の競馬(馬産)漫画。静内市の観光案内所にはこの漫画が全巻置いてあるのを見てほほえましく思った。。