アニメ版マリ見て購入

秋葉原ヨドバシカメラに行く。最上階のゴルフ場で練習後*1、500GBのツインドライブハードディスクを購入。本当は1TBを買う気満々だったが、いくら何でも1TBはいらないだろ?!ということで500に変更。・・・家に帰ってきてから、500もいらないだろと思ったのは内緒*2だいたい俺ヨドバシカメラに貢ぎすぎ。最近は用がなくても毎日寄っているような気がする。
500GBで44,000円であったが、いつもハードディスクを買うたびにFM-Townsのハードディスクを買ったときのことを思い出す。あの時、500MB(単位に注意)のディスクを、2万後半円で買ったと思う。まだ十年経ってないのに、1,000倍の容量のディスクを2倍もしない値段で買えるとは・・・。
と、それが本題ではない。本題は、ハードディスクを買ったポイントでアニメ版「マリア様が見ている」を購入。アニメ版マリ見ては初期と「春」の二編。初期の第一巻を買ってきた。第一巻は一話のみで2,000円なので嬉しい。
早速再生。しかし、もとよりアニメ版には辛口であった赤木*3脳みその中で「ヲイヲイヲイヲイヲイ」を連発。
その一 展開速すぎ以前の日記でも批評したが、アニメ版、全般的に展開が速すぎる。つうか正直、知っている人間でないと分からない。この辺は、小説をアニメにする限界なのだろうか。
その二 音声化されると・・・・マリ見てではロサ・キネンシス・アン・ブウトンなどの独特の呼称が多数出てきて、それが世界観を形成するわけだが、アニメ版で実際に発音されると・・・激違和感。どこの国だここ。絶対三鷹じゃないだろ!ついでに長い。ロサキネンシスアンブウトンプティスール・・・早口言葉か。
その三 蓉子なんか変個人的に蓉子が一番好きなのは既報の通りだが*4、その蓉子、なんかスゲー変な感じ・・・。立場的に蓉子が「落ち着いたまとめ役」なのは百も承知だが、異様に落ち着いていてしかも目が細くて淡々と進んでいて、違和感が。
その四 ギャグのノリが薄いアニメ版は百合っぽさを前面に押し出していて、私が好きな賑やかさが少ないのはこれも以前取り上げた通り。一巻を見てその思いを強くする。一巻は、(本当はそうでもない)天上の人、山百合会幹部と民間人である裕巳の対比の構図の中で、裕巳自身が自分自身でコメント一つ一つに突っ込みを入れていくのが面白いのだが、アニメ版では多少見られるものの、相対的に少ない。これは雰囲気と言うよりは、時間の問題でしょう。
以上取り上げてきたポイントは、多分小説とアニメーションというメディアの違いかと思われる。一つ一つのシーンについてかなり細かく説明できる小説と、そのシーンを映像で表していくアニメーションでは、激しい動きを再現するには向いているが、マリ見てみたいな説明が多い物語を表現するのは難しいか。
また、その映像化に関しても、確かに映像が見えるのはわかりやすくていいのだが、小説を読んでいて何となく想像していた映像がはっきり「コレ!」と目の前に出される気分は、少し複雑ではある。想像の余地がなくなってしまったようで・・・。
何のかんのといいながら小説版を一番面白いと思う自分は、文章の人なのだろうか。
とはいえ世界観を理解する一助にはなった。娯楽というより、こうなると資料ですな。続きは高いから、借りてみることにしましょう。

*1:35ヤードしかないが、意外と狭い感じはない。ただ一球25円・・・ボールをひっぱたくと銭の音がする気分。

*2:とはいえ何のかんのと埋まっていくのがHDD

*3:過去日記を参照

*4:ただしそれはかなり前の話。今はやっぱり真美かもしれない。情が移ったか。