大阪紀行 第一回「聖地巡礼」

汽笛一声新橋を〜♪
新幹線に乗るときは、どうしてもこの音楽を鼻歌で歌ってしまう。いや、原曲はまともに聞いたことないんですけどね。
土曜日午前、ここから旅立つ。一泊二日の野球観戦&同人誌行商の大阪旅行。さてなにが起きるのやら。楽しみ楽しみ。虎仲間、アルと共に新幹線に乗り込む。
〜〜
紙面の都合でもう大阪です。二時間半ぐらいで到着。寝てるとあっという間やね。新大阪から大阪駅へ。そこから阪神百貨店を経由*1して、阪神電車梅田駅へ。なんと、臨時特急甲子園行きなんて電車があるじゃないですか。こりゃ楽々だ。
電車は十五分ぐらいで甲子園駅に。そこには、同人仲間兼虎仲間の半蔵殿&売り子殿がいた。去年コミケットの後に行った東京ドームは負けたけど、今日こそは! 「昨日は松坂にやられましたねぇ」「今日は投手だれかな」などと話しつつ、甲子園に到着。嗚呼、三年ぶりの聖地なり。また来られた喜びをかみしめる。
今回は初めて、ライトスタンドに座ることになった。ライトスタンドですよ。甲子園のライトスタンドですよ。一番熱いと言われるライトスタンド、どんなもんかと思っていたら、ほとんどグラウンドと同じ高さ!すげぇ臨場感! いやさすが五段目。我ながら*2実にいい席を取ってしまった。うむうむ。
さて試合開始。ところが先発投手・安藤がピリッとしない。一回から出塁させてはピンチを広げる。おいおい、大丈夫か。と思ったら案の定、四回に捕まった。いつまでも終わらない西武の攻撃。気づけば6-0に……。
「おい安藤! 新幹線代返せ!」*3
せっかく来たのに残念なことになってしまった……。
試合が負けそうなので、代わりに甲子園を楽しむことにする。
1・赤星ラーメン
甲子園の外野の売店では、赤星ラーメンなるラーメンが売られているんですね*4。新聞で知っていたけど、さてどんな味がするのやら、と買ってみる。
塩味のスープに縮れ面。星形に切り抜いた赤いタクワン、これで赤星ってわけね。
さて食べてみよう。いただきます。ズルズル。おお、こりゃ旨いじゃない。こってり味だが、かといって重すぎない。ネギもおいしい。量も野球観戦の合間に食べるにはちょうどいいかも。ファンの皆さん、甲子園の外野に行ったら赤星ラーメンですよ!
味わって食べたかったが、もうすぐ七回の裏だったので、慌てて戻る。
2・赤松外野手
そのラーメンを作った赤星外野手が怪我をしてしまったので、代わりに二年目の赤松外野手がセンターを守っていた。ライトスタンドのかなりセンター寄りの席だったので、赤松外野手がよく見えた。私を含めたファンは、一軍にあがってきたばかりの赤松外野手に興味津々。「おーい、赤松〜」誰かが呼ぶと、最初は振り返って小さく礼をしていた赤松外野手。しかし、試合が早々に決まってしまった中盤あたりから、ファンが暇つぶしに赤松外野手をいじって遊び始める。「オイ赤松!」などと呼ぶオッサン、「赤松〜!こっち向いて〜」と黄色い声を上げてなんとか写真を撮ろうとするお姉ちゃん。しかしいちいち相手してもしょうがないと理解したのか、赤松外野手、振り向かなくなりました。
さて赤松外野手、あるイニングでセンターフライをキャッチ。これで3アウト。3アウトになったら、ボールを投げ込むのがファンサービスだ。「赤松〜!」「こっちこっちー!」と声が飛ぶ。
が。
赤松外野手、ボール持ったままペンチに帰っちゃいましたよ?
「オイオイオイ!」「赤松、こっち投げろよ!」非難轟々。
赤松外野手は残念ながらこの日はノーヒット。でもちょっと好きになったかも。
試合は、金本のホームランが出て一点返したものの、要所でダブルプレーなどの拙い攻めが出て結局負け。あーあ、ここまで来たからには勝って六甲おろしを歌いたかった。残念がりながら球場を後にする四人。
その後、半蔵殿の案内で、梅田のジュース屋(おいしゅうございました)、寿司屋(大変おいしゅうございました)、ヨーグルト屋(非常においしゅうございました。ってーかヨーグルト外で食べたの初めて)など、グルメなお店をはしご。どれもおいしい。さすがは、食い倒れの町。堪能堪能。そしてお店で、「今日は安藤がダメだった」「浜中のダブルプレーが流れを変えたよ」などと反省会。勝っても負けても、これが楽しいんだよね。


次回、大阪紀行第二回。「リアル肝試し勘弁!」 住之江で、何かが起きる!起きたら困る!

*1:阪神百貨店にはタイガースグッズコーナーがあるんです。もちろん行きました。ライターと灰皿買いました。あと球場付近で夏コミ用のユニフォームも買いました。

*2:チケットは赤木が取った。

*3:なお、安藤投手は翌日二軍落ちと相成りました……

*4:ついでに金本兄貴のスタミナハラミ丼もあった。非常に悩んだが今回はラーメンにした。