新刊感想文

現在、風邪を引いております。今年に入ってからずっとこんな調子です。本当は「心の傘は」の編集手帳を更新しないといけないし、リンクコーナーも更新しないといけないんですが、できていません。すみませんもう少し待ってください。


さて、その新刊「心の傘は」なんですが、実はこの本、スケジュールにかなり押してて、勢いだけで書いた感があったので、書き上がった直後は「やったぜこのヤロー!」とかいう意味不明なテンションだったのですが、入稿した後、冷静になると「どうなのこれ……?」とかなり思っていました。技術的な細かい点で大いに不満があったのです。そんなんだから、今回はブーイングものなんじゃないか、新刊を落としてでも質を取るべきだったか……なんて悩んでました。
ところが。いざ発売して読んで頂いたところ、これまでにない熱のこもった感想をたくさんいただきました。今は嬉しさとびっくりが同時に来てヤッホーな感じです。

よく作家仲間と話すのですが、「自分で納得のいく本は評価が低い。自分で納得がいかない本は評価が高い」というジンクスがあります。今回はまさにそんな感じかな、と思っています。
でも前向きに考えると、納得がいかない、ということは、「こうすればもっとよくなる!」という向上心を持ったいい状態だということなんじゃないでしょうか。そういう前向きな状態で書いた本は、いいものになってくれるのかな、と思います。

皆様のお蔭でまた一つ自信を得ることが出来ました。体調が治ったら、真摯な気持ちで改めて新刊の反省を行い、次に生かしたいと思います。