コミケに参加しました!&新刊「薔薇刑事」刊行しました!

やった、本が出来た!
朝イチの感想は、それしかなかったです。

まずはコミックマーケット74、お疲れさまでした。そして私のスペースに来て頂いた皆様、本当にありがとうございました。

16日の朝、私は緊張していました。この夏で13回目のコミックマーケットのサークル参加ですが、コミケの朝は緊張します。それが、新しい何かを始める場合はその数倍です。いつもより、時間をかけてビッグサイトを歩きながら、スペースに到着。既に届いていた新刊を取り出しました。箱の中に入っていた新刊を見たとき、「やった……」と呟かずにはいられませんでした。


さてここで、新刊薔薇刑事」*1のご説明です。
薔薇刑事」は、佐藤聖水野蓉子が刑事になるという、ちょっとぶっ飛んだ設定の小説です。
そもそもどーしてこんな本を書き始めたかは、まぁあとがきをご参照頂ければと思いますがここでも少し触れます。私は「新宿鮫」や「レディ・ジョーカー」といった警察小説が大好きで、これまでの作家活動の中にも大きく影響されまくってきました。そんな私が二年前の春頃、「聖と蓉子が主人公の刑事ものって、面白くないか?」と想像、というより妄想を始めたのがそもそものきっかけです。
当時はそれが具体化すると思ってなかったんですが、去年の二月頃、「こちら編集部」シリーズが終わったらやってみようかな、と思い始めます。以後、カナコミでのカナコ先生やアイマスでのシャークシリーズなど、「薔薇刑事」に向けての試行錯誤が始まります。
で、今回とうとう完成と相成りました。本を見た瞬間感無量になった私ですが、しかしながら読者の方の反応が怖い。制服を着て薔薇の館でお茶を飲んでいるのがふさわしい二人に、サツ官*2になって事件を追わす作品が読者に受けるのか? 総スカンを食らうんでは? とずーーーっと思ってました。ここ一ヵ月それを考えては不安になり、本を見た瞬間も、嬉しいと同時に不安でもありました。
さて本を机の上に積みますが、普通に積んだ感想が「なんかもの足りないな……」ということで、本を積み上げる「メロン積み」にしてみました! 同人誌販売で有名なメロンブックスでコミックが積み上げられているアレです。ある程度の厚さと長さがある新書版ならではの積み方といえましょう。残念ながら、写真を撮るのを忘れてしまいました。orz


さて、十時。コミケットがスタートしました。新刊は概ね好評で、本当にホッとしました。少なくとも設定を見て門前払い、という感じではなく、それがとても嬉しかったです。
逆に、ウチが新聞部サークルだから、真美や三奈子を書くから好きだった方にはガッカリな新刊だったかもしれません。設定について、「ありえねぇだろこんなの」と思われた方もいるかと思います。残念なことです。ですが、ファンの方にお金を出して頂く身分ですから、それについては何も言えません。むしろ、これまで支えてくださってありがとうございました。


ということで、緊張の末迎えたC74。終わってみたら、多くの方に来て頂き、手に取って頂くことが出来ました。本当に嬉しかったです。自分のやりたいことをやって、ファンの人に評価頂ける……これって、最高です。支えてくださる皆様には、本当に感謝したいです。ありがとうございました。本当にありがとうございました。


今後しばらく、ブログ上で「薔薇刑事」のことについて色々説明してみたりします。HPを三日に一回ぐらい覗いていただけると、幸せになるかも?

*1:いちおー、読み方はバラデカが正解です。もっとも「バラケイジ」でも別に構わないす。呼びやすい方で呼んでください

*2:警察官。私はこの略語をよく使いますが、これを使うのは主にマスコミ関係者とのこと。私自身は違いますが、知り合いにそういう人が多いので、自然と影響されました